耐震
テクノストラクチャー
エリアで唯一使用が認められた耐震力と空間力を高める工法。
高度な耐震性能と自由な空間設計を実現したテクノストラクチャー。
テクノストラクチャーでは、家を支える大切な梁に鉄と木の複合梁「テクノビーム」を採用。軽量H型鋼を芯材に、上下を木(集成材)で挟んだサンドイッチ構造により、鉄骨の強靭さを木の住まいに採り入れました。強さに加え安心した品質を保つ先進の「テクノビーム」が、地震や台風に強い新しい木の住まいを支えます。
軸組構造の建物の重要な構造材である梁は、荷重により若干のたわみが生じます。特に木製梁の場合は、樹種、乾燥度合い、節や割れの状況によって強度や品質のバラツキが大きく、ずれやキシミなどの原因となります。また木製梁は長期間荷重がかかり続けるとたわみ変形量が年々増えていくクリープ変形という現象が起こり、これにより引き戸の開閉がしにくくなる等、住宅にさまざまな不具合が生じます。
しかし、鉄骨を芯材としたテクノビームではこのクリープ変形がほとんど進行しません。木質構造設計基準では、木製梁のたわみ量を柱間の距離の1/300と規定されていますが、テクノストラクチャーではより構造の安全性に配慮。床梁と根太のたわみ量を1/600と設定し、構造計算上でのたわみ量を半分以下に抑える設計にしています。
柱と柱の間を最大約6mまで広げられるため、20畳以上の大空間やワイドビューの大きな窓を実現。また、テクノ接合金具の採用により従来柱の接合のために必要だった「ほぞ加工」が不要に。柱の切り欠きが少なく、柱の長さを丸々生かした高い天井高が可能になりました。1階・2階とも最大2.8m(一般的な住まいは2.4m)の天井高を実現できます。※3階建住宅では天井高が制限される場合があります。※地域条件や間取り等により一部制限される場合があります。 ※間口は壁芯寸法による値です。
テクノビームと乾燥剤の木製梁を用いて、曲げ強度実験を行い強度性能を比較しました。その結果、木製梁が62.4kN(約6.3トン)で破壊したのに対し、テクノビームは同じ荷重に耐え、そのときのたわみは25mmでした。
テクノストラクチャーの住まいは、震度7相当の揺れを5回にわたって加える実大振動実験をクリア。激震に耐えてご家族の大切な暮らしを守る、すぐれた構造強度が立証されています。また、法律で定められた壁量計算だけでは不十分と考え、より高度で多角的な「立体的応力解析」で388項目ものチェックを実施。構造的に負担の掛かるあらゆる部位の強度と、住まい全体のバランスを十分確保できるようにしました。
世界で起こる巨大地震の5回に1回は、日本で発生しています。
特に近年、地震が頻発し、家づくりにおいて地震対策は重要な課題となっています。
LIXILの「SSバリュー」は、耐震設計により一般的な木造軸組住宅の耐震性能を高め、万が一地震の揺れで住まいが全壊した場合も、最高2,000万円まで建替え費用の一部を負担する「耐震補償付き」で、地震に負けない暮らしをサポートいたします。
お客様が現在検討中の外観や間取りをそのままに、地震への安心をプラス。これからの「安心基準」として、ぜひご検討ください。
「耐震等級3」は、国土交通省が2000年に定めた、住宅性能表示制度における耐震性能の最高等級です。建築基準法では、極めてまれに(数百年に一度程度)発生する地震による力が定められており、この力に対して倒壊しない程度のものを「等級」としています。
万が一、 SSバリューで建築した家が地震の揺れにより全壊した場合、 最高 2,000万円まで建替 え費用の一部を負担します。
耐震補償の期間
耐震補償の期間は、瑕疵担保責任保険の期間と同じく10年です。
SSバリューでは、全棟「耐震等級3」相当を実現するために、公正で安心できる検査・補償体制を実現しています。建築会社・工務 店が設計した図面をLIXILで住宅性能表示制度基準に基づき、1棟ごとに構造設計CADシステムで「耐震等級3」相当を設計検査。検査後は、すべてのお客様に安心の証として、「設計検査報告書」を発行します。
長期優良住宅とは、長期にわたり住宅を良好な状態で長持ちさせるため必要な基準を設けており、その基準をクリアしたものとなっています。新築された時点ではなく、将来のメンテナンスのしやすさまで評価する点が特徴的です。
アクアフォーム®は、温室効果の大きいフロンガスを使わず、水を使って現場で発泡する断熱材。水を含むポリオールとイソシアネートを混合することで発生する炭酸ガスを発泡剤として使用する、人と地球にやさしい硬質ウレタンフォーム素材です。
ZEH
※オプション仕様になります。「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という目標の達成に向け、課題と対応策を整理した「ZEHロードマップ」を関係省庁等と共に策定し、当該ロードマップに基づき普及に向けた取り組みを行っています。
住宅の省エネルギー性能の評価については、下記の2つの基準を用います。
外皮平均熱貫流率(UA値)
屋根・壁・床・開口部から逃げる熱量を外皮全体で平均化した値。
冷房期の
平均日射熱取得率(nAC値)
日射量に対して室内に侵入する日射熱の割合を外皮全体で平均化した値。
暖冷房や給湯設備、 照明などの設備機器が消費するエネルギーを合算して算出。
外皮の熱性能基準には、断熱性能を示す「外皮平均熱貫流率UA」と日射遮蔽性能を示す「冷房期の平均日射熱取得率ηAC」があります。いずれも「外皮の部位の面積の合計」に対する指標です。
冬にこの家からどれだけ熱が逃げていくのか―。それが分かるのがUA値です。
壁や窓などから、それぞれどれだけ熱が逃げていくのかという 数値(熱貫流率U値 [W/ (㎡K)])を出し、家の外皮全体で平均した 値です。
断熱性能を評価するUA値は住んでいる地域によって基準 が決められています。また、建築物省エネ法の他、ZEH(ネット・ ゼロ・エネルギー・ハウス))やHEAT20※など断熱性能の基準に よって、目指すべき、UA値が設定されています。
この家にどれくらい日射が入ってくるのか―。それが分かるのが ηA値です。
窓や壁など部位ごとに入る割合が η値、家全体の数値がηA値です。 また、夏の数値はηAC値、冬はηAH値といいます。夏のηAC値は低い方(日射が入らない方)が、 室内温度が上がりにくく、冷房効率もアップします。一方、冬のηAH値は高い方(日射が入る方)がよいです。
一次エネルギー消費量基準の評価では、評価対象住宅において、共通条件の下、設計仕様で算定した値(設計一次エネルギー消費量)が、基準仕様で算定した値(基準一次エネルギー消費量)以下となることが求められます。