COLUMN

知っておきたいリノベーション知識

「自分らしい」が心地良い。SNSでも人気「男前インテリア」のつくり方

近年、人気が高まっている「男前インテリア」をご存じでしょうか。
ビンテージテイストの内装や家具、ダークブラウン、ブラック系の木材や塗装を施すなど、「武骨」「クール」な雰囲気を漂わせるインテリアです。 このテイストは、女性にも大人気。
インテリアグリーンなどで、癒しのエッセンスをプラスすること、女性に人気の北欧系やナチュラル系インテリアとほどよくミックスすることで、優しい雰囲気が演出できます。

そこで今回は、改めて注目したい「男前インテリア」のつくり方、30代が求めるクールで自分らしい住まいづくりのヒントをお届けします。

「私らしい」を実現する男前インテリア

家を建てる、中古住宅を購入してリノベーションするなどライフステージのなかで「住まい」に変化がおとずれることの多い30代。
この30代が求める住まいのデザインとして、圧倒的に支持されているのが「男前インテリア」です。

人気の理由は、「私らしい」住まいを実現しやすいところなのだとか。
例えば、型に色をのせて簡単にデザインできるステンシルやペインティングによって好みの塗装を施す、家具やインテリア雑貨をDIYするなど、ベースとなるブラウン系の内装をキャンパスにして「自分らしさ」をプラスしながらアレンジしていける自由度の高さが支持されているのです。

経年変化を楽しめる素材を取り入れる

男前インテリアの醍醐味は、ペイントの塗り残しや素材の持つ良さをできるだけ手を加えず活かすこと。
まるで「ジーンズ」のように経年変化を楽しめる床材や壁材にこだわれば、家族とともに成長する住まいに愛着が沸くと同時に、重厚感ある男前インテリアが実現します。

ビンテージ感のある家具や雑貨選びを

ダークブラウン系の壁や床で素材感を統一した男前インテリア。シックな革張りソファや、ビンテージ感のあるインテリア雑貨がマッチします。小物選びに至るまでこだわりを持つことで、住まいのインテリアに奥行きが生まれますよ。

レザーやアイアンの質感がぴったり

男前インテリアの家具や雑貨選びで参考にしたいのが、古材やスチールをデザインに取り入れた「インダストリアル(工業系デザイン)家具」。
海外はもちろん日本でも人気が高く、重厚感のある「スチール×古材」を使用した無骨な質感の工業家具に注目が集まっています。

また上質感のある空間を演出するなら、経年変化を楽しめるレザーアイテムがおすすめ。
リビングの主役となるソファなどで取り入れることで、武骨さのなかに程よいラグジュアリー感を漂わせます。

ダークカラーをうまく活用して

リフォームなどで住まい全体を男前インテリアにできなくても、模様替えで気軽に楽しむ方法も。
例えばナチュラル感のあるシンプルな空間に、ブラックやブラウンなどシックなカラーの大人可愛いインテリア雑貨を取り入れる、ステンシルを施したファブリックを活用するだけでも雰囲気がガラッと変わりますよ。

まとめ

男前インテリアのように、気分によっていつでもインテリアを変化させていけるフレキシブルさは、引っ越しや子どもの成長など生活環境が変わりやすいご家庭にもぴったりです。

自由な発想を詰め込んだディスプレイや、DIYで既製品にはない温かみをプラスするなど、「住まいを自分の手でつくっていく感覚」を楽しめるのも男前インテリアならでは。
女性の方でも、実際にご自身で小物などを自作されている方も多くいらっしゃるようです。
あなたもぜひ、注目してみてはいかがでしょうか。